2018-09-21

Works

























【お仕事のおしらせ】
「こくご」のイラストと、カバー裏の「ひらがな・かたかな」ポスターのイラストを、担当させていただきました!

























表紙は以前通っていたパレットクラブスクールでもお世話になりました、上田三根子さんです。

入学前に、この1冊読んでおけば安心!という充実した内容で、
小学校とはどんな場所か、どんなことを勉強するのか、お子さんと楽しみながらお読みいただけます。




















わたくしは「こくご」コーナーの8ページ分のイラストを、担当させていただきました。
ひらがな・かたかな・漢字の基礎や、音読や作文のやり方について書かれています。
わたくしも小学校に入る前の、ドキドキの不安とワクワクの楽しみが入り混じった気持ちを思い出しながら、制作していました。






















そして光栄なことに、カバー裏のポスター部分にもイラストを使っていただきました!
カバーを外して広げると、裏面が写真のような50音表になっていて、壁に貼って勉強することができます。
親指サイズの小さなイラストを、たくさん描きました。



今回は株式会社WILL・編集の内野陽子さまのお力添えで、とっても楽しみながらお仕事をさせていただきました。
内野さま、ありがとうございました!

ぜひぜひ実物をご覧いただけたら、うれしいです。


「学研の図鑑 for Kids 入学準備の図鑑」
無藤隆・監修
学研プラス・刊



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2018-09-06

Summer Memories


























遅ればせながら、今夏の3つの展覧会にお越しくださったみなさま。
猛暑の中をお立ち寄りいただき、ありがとうございました!

展覧会ラッシュの夏でしたが、みなさまの応援とご助力のおかげで、駈け抜けることができました。
すばらしい機会をくださったMOUNTの大津さん、ギャラリールモンドの田嶋さん、OPAギャラリーの藤波さん。改めて、ありがとうございました!

素敵なお言葉や激励をいただいたり、久しぶりの再会があったり、
そして制作する中で、また新しいアイデアや作品が生まれたり、
どの展覧会も、自分にとってはとても貴重で愛おしい体験でした。

ひとつひとつの展示について、少し詳しく書いていきたいと思います。



⚫︎「Nice People #5」都立大学・MOUNT Tokyo



























先日タモリ倶楽部でも紹介された(!)、古民家をリノベーションした素敵な空間のギャラリーMOUNT Tokyoさんでの、人物画がテーマの4人展でした。

わたくしは、春に開催した個展「ちいさなまち」の続編という趣きで、犬井さんというおじいさんが経営している古い写真館と、犬井さんが撮影した4枚のポートレイトを描きました。
そして今回ひとつお題があり、「好きな人、気になる人」というテーマでそれぞれが描いた作品も、入り口近くに展示しました。



わたくしは尊敬してやまない作家や芸術家を集結した、こちらの作品を展示しました。
またこの作品については、別の機会に詳しく書きたいと思います。

4名の作風がまったく違うイラストレーターが集まったのですが、不思議と波長の合う展示になった気がします。岡田さんも原田さんも峯岸さんも、心に残る作品を作られる方々で、描くことが好きで仕方がないという情熱を感じました。
3人とも作品同様お人柄もまたハートウォーミングで魅力的で、またどこかでお会いできることを、密かに楽しみにしています。



⚫︎「CAT POWER 2018」原宿・ギャラリー・ルモンド









































ギャラリー・ルモンドさんが毎年開催されているチャリティ展で、
犬猫の殺処分反対に賛同した67名のイラストレーターが、猫にまつわる作品を展示しました。

わたくしは「ミケネコマート」という作品を1点展示しました。
珍しい、オスの三毛猫さんが店長です。シロネコちゃんはこのあと、タコを連れて帰っておうちの水槽で飼うことになります。

大勢の参加者に原宿という立地もあって、とても賑やかな展覧会でした。
10年ぶりの知人との再会や、いつかお会いしたいと思っていたイラストレーターの方とも、偶然お会いできたり。
そして犬猫の殺処分についても、自分にできることは何だろうかと、今一度考えてみるきっかけにもなりました。何かしら継続できる活動を始めてみようと、現在計画中です。



⚫︎「物語りがうまれる一枚の絵 vol.13」表参道・OPAギャラリー


4月の個展でも大変お世話になりました、OPAギャラリーさん主催の絵本展で、1つの物語のダミー本1冊と、その中の絵を数点、展示するという内容でした。

ちょうど開催期間が夏というのもあって、「夏祭り」がテーマの絵本を作ろう、と思いました。
ただ、計画当初はもっと海外のカーニバル的な要素が強かったのですが、自分の子どもの頃の夏祭りのあらゆる思い出を洗い出していたとき、そこに見えたのは暗闇でぼんやり光る提灯や、浴衣姿の人々の雑踏、屋台から漂うソースの焦げた匂いや、つやつや光るりんご飴でした。



















今まであまり日本的なモチーフを描いてこなかった自分自身への挑戦も込めて、思い切って日本の伝統的なお祭りを描く方向にシフトチェンジしました。
こちらの絵本についても、後日また詳しく書きたいと思います。

参加者のみなさま、それぞれの視点で絵本を作られていて、自分にはまったくなかった切り口がたくさんあって、刺激をたくさんいただきました。
この1冊を作ることで、また新たな課題が見えてきて、絵本に対する自分の姿勢も見つめ直したり、収穫のとても多い展示でした。



























今回の3つの展覧会で得た、たくさんの宝物を糧に、これからもガシガシ描いてゆきますので、あたたかく見守っていただければうれしいです。


長くなりましたが最後に、今回の台風で被害に遭われたみなさま、心よりお見舞い申し上げます。昨晩は北海道でも大きな地震があったようです。北海道のみなさまのご無事を、お祈りしています!



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2018-09-03

Works
























【お仕事のおしらせ】

学研プラスより9月1日発売の保育専門誌「あそびと環境 0.1.2歳」
10月号の、イラストカットを担当させていただきました。

「ウレシパモシリ・保育と自然をつなぐ研究会」主催の高橋京子さん監修の、「保育者の感性磨きトレーニング」という5ページの記事で、
子どもの感性を理解するための、自然を感覚でとらえるトレーニング方法が紹介されています。

水滴であそんだり、風を袋でつかまえてみたり、などなど。
保育者でなくても、試してみたくなるような内容です。
わたくしもこのお仕事をいただいた後、自転車に乗るときに風を意識したり、音や感触をあらためて意識してみました。
そうすると、いつも見ているはずの景色が、なんだか新しく感じられました。大人がリフレッシュする方法としても、とても良い気がします。

書店でお見かけの際は、ぜひお手に取っていただければうれしいです!


「あそびと環境 0.1.2歳」2018年10月号
教育情報編集部・編 
学研プラス・刊
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